カテゴリ: 日本の本
01.26.2005
01.24.2005

WKWと太宰治

そもそもなぜ太宰なんかを読み返してるかっていうと。

この前「花様年華 In the Mood For Love」のキャストの部分を初めて見たら、ウォン・カーウァイが"I like Dazai a lot"と言っていていて、そこで太宰の短編『美少年と煙草 A Handsome Devil with a Cigaretteを挙げて「いつも映画のタイトルにふさわしい題名だと思っていた」と言っていたから。

というわけで、早速本棚から太宰の『美少年と煙草』を探してみたわけです。

それからWKWは「トニー・レオンは太宰に似ている」とも言っていて、「それだ!」と思いましたね。「花様年華」も「2046」もトニーの役は作家なわけだけど、モデルは太宰だったかー、と。ほんとか知らないけど。

というわけで、日本文学をほとんど読まない私が唯一ハマり、ほとんどの作品を持っているという太宰治が同じく私の大好きなWKWの口から出てきたってことは私にとっては嬉しい偶然だったわけです。

ちなみに「花様年華」のDVDなんだけど、私はamazon.comで安く買ったものと、その後クライテリオン版(2枚組)を買ったもの、2つ持ってるんですよねー。最初からクライテリオン版の存在を知ってたら良かったのだけれど。
クライテリオンDVDにはカットシーンがたくさん入ってて、当初はコメディ路線だったということで、トニーとマギーの2人がパルプ・フィクション並に踊ってたりするのが面白いです。それ以外にもそりゃまあたくさんのスペシャルなものがフィーチャーされてるので、高くとも(海外発送だし)それだけの価値はありますよ。
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太宰治

うちに『新潮日本文学アルバム』なるものがあって、まずそれの太宰治版を読んでみた。
アルバムだけに写真(貴重!)がメインで帯には「写真で実証する作家の劇的な生涯と作品創造の秘密!」とある。これは恐らく現在絶版で、オークションやユーズドとして売られてるみたい。
にしても、これ祖父の家から10年以上前に他の芥川龍之介や川端康成バージョンなどと一緒に持ってきちゃったものなのだけれど、実際祖父が買ったと思われるのは、20年以上も前で、未だに帯なるものが残ってるというのはスゴイね。私なんて買ってすぐに捨てちゃうから。ポイッと。それ以前にハードカバーは買わないけど。

『アルバム』を読んでからは、ネットで調べて太宰作品を執筆順に読んでいるので、まだ『二十世紀旗手』あたり。並行して『物思う葦』からいくつかを読まなきゃいけなかったり・・・まあ面倒くさい。

【確信犯】
自己の信念に基づき正当な行為と信じて行う犯罪。〔特に、宗教的・政治的な義務感・使命感に基づくものを指す〕

と、確信犯の本来の意味は現在使われてる意味[悪いと分かってて行う犯罪]とはちょっと違うというけれど、太宰はどっちも当てはまるね。だから太宰はずるい。

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