シネマバトン

ミュージックバトンの次はシネマバトンです。
tonochanからありがたく受け取りました。随分遅れてしまってごめんなさい。

にしても、こっちのがずっと難しいなぁ。大体映画を見る余裕がないもんで新しいのとか全然分からないのです。

1. 過去一年間で一番笑った映画

名探偵登場 (1976)

murderbydeathお友達のひつじ子ちゃんに「トゥルーマン・カポーティが出てるんだよぉ」って勧められた作品。脚本はニール・サイモン。
ピーター・セラーズ、ピーター・フォーク、デヴィッド・ニーヴェン、マギー・スミスなどなどの豪華キャスト。ちなみにのっぽのジェームズ・クロムウェルのデビュー作品でもあって、まぬけな役柄を与えられてて面白い。最近だと「ベーブ」のおじいさん役とか「L.A. コンフィデンシャル」とかに出てた人です。

登場人物たちがエルキュール・ポアロ、ジェーン・マープル(?)、サム・スペイド、チャーリー・チャンなど、世界の有名探偵をパロった探偵たち(ピーター・フォークの役名はサム・ダイアモンドだし)で、大富豪に招待を受けて集まるとそこで奇妙な事件に巻き込まれる…って話。

ニール・サイモン脚本だけに舞台映画みたいな感じで、セリフ、特に中国人探偵、チャーリー・チャンをパロったピーター・セラーズのセリフと喋り方はめちゃくちゃおかしかったし(カポーティがいちいち英語を直すのが最高)、からくり屋敷…というかまるでオモチャのような舞台装置に笑ってしまいました。カポーティが座ってるイスがびよーんと飛び出してきたりするの。敢えて安っぽく見せて実は粋ってな作品でした。ストーリーもちゃんとしていて。

ラストにもびっくり。ある意味「ユージュアル・サスペクツ」に通じるものも…。
これの続編「名探偵再登場」はひつじ子ちゃんによればいまいちらしいのだけど、「名探偵登場」と似た設定の「殺人ゲームへの招待」は面白いそうです。
ptexas.jpg2. 過去一年間で一番泣いた映画

感覚が麻痺してるんだか、最近映画見て泣くこともなくなってしまいましたが、この前tonochanともちょこっとお話した「パリ・テキサス」は久しぶりにうるっとしちゃいました。で、「あ、まだ大丈夫」と思いましたよ。この映画は感情のバロメーターなのかもしれないです。

よくよく考えると映画を観ながら特定のシーンや役者の演技などに泣くというよりも、観終わってから主人公なり登場人物なりの人生や心情なんかを顧みたときにジーンとくることが多いかもです。


3. 心の中の5つの映画

わっ、きた!
えと、これはフェイヴァリット作品とかベスト作品という括りではなく(とてもじゃないけど選べないので)、あくまで「印象に残ってる作品」という意味で挙げてみます。


・サイコ

psyco.jpgアメリカに住んでた時によく深夜にやってたのだけれど、両親に「これは恐いぞぉ、むちゃくちゃ恐いぞぉ」とおどかされていたもんでなかなか見ることができませんでした。で、オチというかストーリーもほとんど聞いていたのだけれど、それでも初めて見た時はめちゃくちゃ恐かったです。

サンデーちゃんと行ったユニバーサル・スタジオでトロッコ電車みたいなのに乗って色々なセットを見てまわるってので、ベイツ・モーテルを見た時は「おぉ、あれがかの有名な…」と感動しました。未だに恐いです、サイコ。あの「母親」の声が恐いのですよ。「ノーマン!」って。
ちなみにヒッチコックは好きで結構見てます。「めまい」も何度見ても恐いなぁ。


・地下室のメロディー

chika.jpgジャン・ギャバンとアラン・ドロンの犯罪もの。
母親がこの頃のフランス映画をリアルタイムで…というか学生の頃毎日のように映画館通ってはフランス映画見てたって世代で、未だにアラン・ドロンラブな人なのです。その影響で初めて見たアラン・ドロン映画、ていうかヨーロッパ映画がこれだったような。

ラストのプールのシーン。お金がー!そして、ジャズ。
その後、他のフランス映画見ようかなと思ってその流れでゴダールとか見るようになったのも、アラン・ドロン映画がきっかけだったかも。他は、「冒険者たち」とか「サムライ」とか…未だに印象強く残ってます。でもフランス映画は言うほど見てません。


・欲望(Blowup)

blowup.jpgで、もうちょっと突き進んでこの映画にぶちあたった時に、おぉ、世の中にはこんな作品もあるもんかとちょっとした衝撃を受けました。

現実世界の見せ掛けやまやかしみたいなものがポップな色合いで表現されている一方で、カメラマンであるトーマスの写真の中の世界は生々しく露出されているとか、トーマスの欲望がふくらんでいき(blow up)、殺人現場の写真を引き伸ばせば引き伸ばすほど(写真の引き伸ばしもblow up)、写真は点の集まりにしか見えないとか…意味とかリアリズムとか不条理とか、色々考えさせられました。それにしてもあの撮影シーンはエロちっくだわぁ。
なんだかんだ言って一番好きな作品の1つです。ビデオで持ってるのだけれど、もう何度見返したことか。いい加減DVDでも欲しいな。
サントラも好きです。

あ、そうそう、アントニオーニと言えば一時期アラン・ドロンと出た「太陽はひとりぼっち」や「情事」のモニカ・ベッティが大好きで、ブリジット・バルドーとどっちを選ぶか(?)で悩んでた時期がありました。そうこうしてるうちにアンナ・カリーナが出てきて…(以下略)。


・アニー・ホール

annihall.jpg恋愛映画を1つと思って、「月の輝く夜に」と「ジョンとメリー」がパッと思い浮かんだけれど、やっぱり大好きなウディ・アレンから1つにしました。「マンハッタン」と迷うけれど、やっぱりこっち。
冒頭に出てくる「僕を会員にするようなテニスクラブには入会したくない」というセリフ。初めて見た時これがピッタンコきました。アニー・ホールってダイアン・キートンの本名だってのは有名なお話? 洋服や小物がおしゃれすぎ。なかなかこんな格好できないぞ。そういえば、ダイアン・キートン、去年のオスカーではバリバリのアニー・ホールスタイルでしたね。
ダイアン・キートンの「ラディダ〜」、ウディ・アレンの「アイラ〜ブユ〜」、キッチンでロブスターを茹でながらはしゃいで写真を撮るところ、男も女もこういう大人が大好き。


・ギルバート・グレイプ

ggrape3.jpg「エンドーラで生活するということは音楽無しで踊るということ」らしい。
とは言え、まずはそこにある生活を進めていくこと。それが穏やかなものであれ、目まぐるしいものであれ。人生は眠り過ごすにはあまりにも厄介なもの…とかなんとか。

後日こちらにもう少し書きました。
ギルバート・グレイプ (ブログ始めてようやく半年)


4. 観たい映画

btr.jpgあー、もうこれは見返したい作品含め、たくさんありすぎるのですが、10年以上も前にたまたま見た「ビフォア・ザ・レイン」という映画をもう一度見たいのです。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品です。
レンタルすればいいわけですがうちの近くにはないのです。

この映画を観た時は最初から集中力緩慢でダルダルで、しかも途中で眠っちゃったりしたんですが、後半見てたら結構面白くてラストに衝撃を受けちゃったのです。「えっ、ちょっ、ちょっと、それってどういうこと!?」って。

本当はDVDが欲しいのですが、これがないんです。じゃ、ビデオならって思ったら…ってもう何年も前からチェックしてるんだけど、レンタルショップ用のお高いのしかないの。海外でも「いつんなったらDVDリリースされるんだ!」ってイライラしてる人たちが多いみたいです。嘆願サイトまであったりして。

ちなみになぜダルダルで観てたかっていうと、実はこれ、男の子に誘われていわゆるデートで観たってものなんです。しかし、私としてはデートで映画ってあんまり好きじゃないのですよ(ってtonochanもおっしゃってましたっけ)。そりゃ誘われたらお供しますが、デートという観点からすると「時間の無駄だ!」なんて思っちゃう。(だってデートだっつーのにボケーッと2時間映画見てるなんてもったいないじゃん!)純粋に映画鑑賞なんであれば「男はジャマだ! 気が散る!」なんて思っちゃうのです。映画は映画好きな女友達かひとりで観るものだったりします。

というわけで、誘ってくれた男の子には悪いけれど、「ビフォア・ザ・レイン」、もったいないことしたなーと、未だにちゃんとひとりでじっくりと見返したい作品なのでした。新作だったら、「ミリオン・ダラー・ベイビー」とマイク・リーのやつ(タイトル失念)。あ、あと「コーヒー&シガレッツ」。


5. 次の人につないで行く(ブログに限定する)。

今回はあまり押し付けがましくするのも良くないと思って、ここではお名前を出さずに後ほどこっそりとバトンを渡そうと思います。
もしバトンを受け取ってくださる方がいらっしゃればぜひこちらにトラックバックお願いします。
08:08 | その他の映画 | comments (7) | trackbacks (4) | edit | page top↑
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comments

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お〜、やっぱり渋いね、マルディちゃんの趣味は!
「欲望」は私も大好きだから迷ったんですよね^−^
「ビフォア・ザ・レイン」は、全く知りませんでした
凄く興味ありです
探してみようと思います
tonochan7160さん | 2005/07/02 10:21 | URL [編集] | page top↑
#
▲tonochan
なんだか映画とは関係ないことばかり
ダラダラといっぱい書いてしまいました。
でも、「なんでこの映画見たんだろう?」とか色々思い返せて楽しかったです。
他に出したかったのは「猿の惑星」とか「俺たちに明日はない」とか…。衝撃のラストつながりで。
「ビフォア・ザ・レイン」はマケドニア(とイギリス)が舞台になっていて、
オムニバスぽいのだけれど構成が面白いのです。
確かベネチア金獅子賞とか色々とりまくった映画でした。
マケドニアの風景がとても美しかった記憶があります。
m-tuesdayさん | 2005/07/02 13:43 | URL [編集] | page top↑
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▲鍵コメさま
こちらこそ、わーい!です。
ごゆっくりどうぞ〜。
m-tuesdayさん | 2005/07/03 12:35 | URL [編集] | page top↑
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こんばんわー。
相変わらず素敵なチョイスですね〜。
私は映画についてあまり詳しい方じゃないんで、レンタルする時は、このブログのレビューを参考にしてるんですよー。
てな訳で、今回もアントニオーニも観たいと思いつつまだ未体験なんで、次のターゲットは「欲望」かな〜。
でも、まず先に「はなればなれに」を観ろよ!ですね。
MoCCoxxxさん | 2005/07/04 02:06 | URL [編集] | page top↑
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▲MoCCoxxxさん
おはようございます。って、こちらのコメントを見落としてました!
ごめんなさい。
レンタルする時はもっとちゃんとした映画ブログを見るべきですよー。
私はふっつーのものばかりなんで。いい加減なことばっか言ってるし。
でも、今回選んだものは色んな映画を見るようになったきっかけになったもの、
という感じです。だからDVDなどで持ってるというわけでもないのです。
「欲望」はきっとMoCCoxxxさん好きだと思うなぁ。
m-tuesdayさん | 2005/07/04 08:29 | URL [編集] | page top↑
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ハローです! ちゃーんと生きとりますぞっ。 「地下室のメロディ」見直したくなりましたな〜。 音楽はマイルスでしたよね? あ、バトンは近日中にTBさせていただきまっす。
真っ黒パピコさん | 2005/07/10 07:47 | URL [編集] | page top↑
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▲真っ黒パピコちゃん
無事のご帰還なにより!しかも真っ黒になって帰ってくるとはっ。
んもー、てっきりまたどっかのパーチーにもぐりこんで
ワイン樽ん中で溺れ死んでるんじゃないかと心配してましたわ。
「地下室のメロディ」ってマイルスだったんだ? 王道だったのね。
あぁ、お金が〜。(そればっかり)
では、シネマバトン楽しみにしてまーす。
日陰の真っ白マルディより。
m-tuesdayさん | 2005/07/10 12:52 | URL [編集] | page top↑

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喜ばしいことにウチにもバトンがまわってきましたよ!マルディさんからのシネマバトンです!非常に長くなってしまったのと、中の人に興味ない方もおられると思うので。一応折りたたんだとこに置いときます。...
2005/07/04 (Mon) 00:27 | ぷちぷちぷしゅー
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2005/07/07 (Thu) 14:20 | Got My Mojo ..
ミュージックバトンに続き、mardi-tuesdayさんからシネマバトンというのを受け取りました。映画は近頃あまり見ないですが、思いつくところを書いてみようと思います。...
2005/07/07 (Thu) 23:06 | BEATな日々
行方をくらましてる間に朋友マルディちゃんから押し付けられていた「シネマバトン」なるもの。 「Music Baton」のような来襲の勢いも、チェーンメールの匂いも薄く、のーんびりと考えてみました。 では、結果発表!...
2005/07/14 (Thu) 12:41 | Butterfly St..