「Ray」とアカデミー賞のこと

ものすごく地味にアカデミー賞が終わってましたね。作品賞(+監督賞)はコーエン兄弟だということで、これはものすごい嬉しい。コーエン兄弟の映画、私的にハズレがないもの。

スーパー・ベスト~オリジナル・サウンドトラック:レイアカデミー賞つながりで、何年か前にジェイミー・フォックスがレイ・チャールズ演じて主演男優賞取った「Ray」を見ました。
ここ最近の俳優賞っていうのは、例えば女が男を演じたり(ヒラリー・スワンク)、付け鼻したり(N.キッドマン)、太ったり(シャーリーズ・セロン)、もしくは誰かのモノマネ(他たくさん)だったり…そんなのばっかで、純粋な演技の部分が評価されてないような気がしてたんですが、でもやっぱり映画を見ると「まあ仕方ないかな」って思っちゃうんですよね。こんだけがんばったんだもん、みたいな。ジェイミー・フォックスのレイ・チャールズも然りで。
でも私としてはやっぱり作品が第一で、その中でどれだけその作品に溶け込んだ演技を見せてくれるかってところで役者を見たいんで(そしてそれが評価されるのが望ましいと思うのだけど)、俳優賞と作品賞にバラつきが出てしまうのってつまんないんですよね。俳優だけが目立ってるだけで作品自体は大したことない…みたいなのが多いから。
「Ray」もジェイミー・フォックスの独壇場というか一人勝ちといった感が否めませんでした。レイ・チャールズの生い立ちと、あの曲この曲はこんな風に出来上がったのか〜(「What'd I Say」の即興にはたまげた)といった部分はとても興味深かったのだけど、それだけにこの映画、どんなエンディングを迎えるんだろう…って思ってたら、「そんなこんなでめでたくヘロイン中毒を克服しましたー、ぱちぱちぱち…」だったのね。感動がないわけじゃないのだけど、どうしてもジェイミー・フォックスと演奏シーンに目を奪われちゃって、ドラマ的な部分はちょっと物足りなかったかな。

ちなみに今年の主演男優賞はダニエル・デ・ルイスだそうで。やはり作品と同時受賞ではないけれど、「There Will Be Blood」のポール・トーマス・アンダーソン監督も私は大好きなんで、これは絶対見たいな。今年のアカデミー賞はアメリカでも最低視聴率だったそうだけど、派手さがない分、中身のある作品が揃ってるんじゃないかしらと思ってたりします。

I'm Not Thereそうそう、Bob Dylanの伝記映画「I'm Not There」。色んな俳優がボブ・デイランを演じているようで、その中でケイト・ブランシェットが唯一ノミネートされてたのが密かに嬉しかったです(主演助演のダブルノミネートだったけど)。ここずっと一番好きな女優。あ、この人もキャサリン・ヘップバーン演じてオスカー取ってましたね。

YouTube:ケイト・ブランシェットのボブ・ディラン
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Ray
数々の名曲の誕生裏話を知るのも楽しいのですが、自分が一番記憶に残ったのは「1$マン」のエピソード。 なぜ、そう呼ばれたかは本編をご覧ください!
2008/03/01 (Sat) 12:56 | Butterfly Stroke